味噌汁と僕の戦い
今晩のご飯は何を作ろうか。
そこから全ては始まっまた。
冷蔵庫を開けると、出汁入り味噌とネギが目に入った。
ああ、味噌汁が食べたい。
そう思った僕は、鍋に水のを入れて火をつけた。
水が沸騰すると濃縮出汁を入れて、冷蔵庫の奥で隠れていたお揚げさんと、輪切りにしたネギを入れた。
ここで一度味見をして、火を止めると、味噌を溶いた。
スムーズな作業が止まる。
具が少ない!
具が少なかったのだ。
普通のなら、具を後から足せば良いのだろうが、具材を使い切った僕にそれは出来なかった。かと云って買いに行く気も起こらなかったので、僕は塩を手に取った。
塩分濃度が高ければ、味噌汁の沈んでいる、具が浮かんで美味しく見える。
そう考えたのた。
だから僕は、見栄えをよくする事で美味しくなる事と、味噌汁その物の美味しさが両方惹き立つギリギリを攻める事にした。
塩を摘んで、味噌汁に振りかける。
まだ大丈夫。
塩を摘んで、味噌汁に振りかける。
まだ行ける。
、
、、
、、、
、、、、
、、、、、
皆さんは、死海と云う海をご存知だろうか。
僕は見事、人工的に死海を作る事に成功したらいし。
以上。