頭文字の略語を嫌った理由
頭文字の略語とは、3Rや3kが代表的であり、ある単語の共通する頭文字を3つ合わせれば3kや3Rなどになり、合わせた単語数が前の係数となる物をさす。
- 3kや3Rの説明
3kとは、きつい、帰れない、給料が安いの頭文字。あるいは、きつい、きたない、危険の頭文字をとった言葉であり。3Rとは、リユース、リデュース、リサイクルの頭文字をとった言葉である。
- 覚えやすい
頭文字をまとめる理由としては、覚えやすいからとか、親しみやすいからがあげられる。なので社訓や校訓などにゆく見られるものである。
確かに、使いたくなる気持ちも分からんでは無い。
実際に、学校に在学している人々からすれば、校訓なんて覚えてない人が多いだろうし、社訓も採用面接の時くらいに頭には入れるけれど、入社してから社訓通りに生活する人は少数だろう。
僕だって、校訓を意識した私生活を送った事は一度も無いし、これからも無いと思う。
それに、最近は、社会が個性を求める方向に走り出し、団体意識を持たせるこれらのものは、ますます衰退の一途を辿っているのではないだろうか。
そんな状況でも、同一の信念を掲げたい会社や学校では、なるべく親しみやすく、覚えやすいものにするしか、生存の兆しは無いのだ。
そんな状況で使われるのが、3kや3Rなどの略語である。
良いアイデアではないか。
初めは僕もそう思ったけれど、今日でその思いは揺らぎ始めることとなった。
- 使命感
僕がネットサーフィンをしていると、おいおいと思う略語を見つけてしまった。
そしてそのどれもが、3Kや3Rを意識しすぎて、意味がおかしくなっているものである。理念や方針や心意気などを厳選する理由が、頭文字が同じだからという方向にシフトチェンジしてしまっているのだ。
その例をあげたいと思う。
- 3cガール※、平成の3k※などである
- 3cガール
3cガールとは、カフェバーでシガレットを吸いながらカンパリソーダを飲むナウい女らしい。
そんな女性がナウいかはさておき、その状況がひどすぎる。
この女性は、シガレットを吸うことと、カンパリソーダを飲む事を同時進行で行っている、器用な人なの?
最後に、これがナウいの?
最低でもあと5つは突っ込める自信がある。
僕的には、皇居前で中学生のコスプレをしてシナモンをかじる女性の方がナウいと思う。
- 平成の3K
コンピューター、クラブ、カード。持ち運びできるパソコン、スポーツクラブ、それにクレジットカード。
初めてこれを見たときに、僕はクラブからスポーツクラブを連想できなかったので、蟹でも持ち運ぶのかと本気で思った。
- まとめ
見て分かったように、あまりにも酷い略語は五万と存在する。その中には、頭文字に全力を注ぐあまりに、全体の意味をなえがしろにしていると僕は思った。
なのでもし、これから頭文字を使った何かを作る人が居るのなら、意味を優先して欲しいと思う。でないとその頭文字を使う学生や社員も、覚える気力が萎えてしまうのではないだろうか。
月刊基礎知識 from 現代用語の基礎知識から引用 ※